サービス


業務システム開発コンサルティング

ビジネスユーザーのIT知識の不足、開発側の業務知識の不足というギャップがある状態でシステム開発を行った結果、リリース大幅な遅延や上大きな制約が残ってしまったプロジェクトは数多く存在します。これに対して、アジャイル開発やテスト駆動型開発といった技術的な対応だけでは適切な処方箋とはなり得ず、ギャップを埋めるためにはビジネス影響と開発難易度を天秤にかけ判断を行えるソリューションが必要となります。
当社はビジネスにとって最適な実行可能解となる意思決定を支援するコンサルティング・サービスを提供します。

クォンツ・コンサルティング

債券・金融派生商品の評価、リスク計測手法に関して、モデル選定、プログラミング実装、モデル検証などのコンサルティング・サービスをご提供いたします。

また、システム開発に携わるエンジニア向けに、フィナンシャル・エンジニアとしてシステム開発の実務で必要とされる知識とスキルを最短距離で習得して頂くトレーニングも実施しております。

生成AI導入コンサルティング

生成AIの活用は金融機関のDX推進の重要なテーマの一つとなってきています。ChatGPTに代表されるような生成AIの最先端モデルは汎用モデルであるにも関わらず、大手金融機関においても実装できる人員がごく少数となるような高度な数学を駆使した金融派生商品の評価コードを瞬時に生成し、また計算処理の高速化やメモリ利用の効率化など実践的な議論を経て極めて短い期間で試作実装が可能な水準まで到達してきています。その他にも金融市場の規制・慣習、財務分析、法律、税務など幅広い分野に一般人以上の知識を有しており、さらにコーディングやシステム開発手法などについても平均的なエンジニアを超える知識量を有しています。「何かAIを使った新しくてすごいこと」ではなく、「現実問題として今困っていること」に対する打ち手として金融機関向けの生成AI活用支援を行ってきたコンサルタントが、お客様のテーマに応じたベストなソリューションをご一緒に検討し、作り上げてゆきます。

システム企画支援

システム導入検討において「業務課題が明確ではない」、「技術・ベンダー選定が難しい」、「マルチベンダー管理が煩雑」といった悩みに直面する機会が数多く存在します。

日々の業務を担当しているビジネスユーザーが業務課題や要望の説明に十分な時間を割くのは難しく、一定以上の業務知識を前提とした業務課題や要望の説明にならざるを得ないためコミュニケーションギャップが発生しやすいのが一般的です。

また、ベンダー選定時に各社の提案内容を客観的に判断することが難しいのは、プロジェクトの振り返りをご経験された方にはご同意頂けるのではないかと思います。ベンダーから提案された内容がどの程度、妥当であるかの評価やプロジェクトの潜在リスクを吟味し、最適案を選択することは非常に困難なタスクです。

当社は、ユーザー部門/システム開発会社、外部委託/内製開発、国内業務/グローバル業務といった様々な状況下で、多数のプロジェクトを経験してきたコンサルタントがプロジェクトを成功に導くために強力にバックアップします。

Consulting Service

Enginering Service

システム開発支援

DX推進やAIブームから様々な業界でITエンジニア需要は過熱しており、国内のIT業界では慢性的なエンジニア不足が続いています。また、若手エンジニアが金融業界に抱く保守的なイメージから想定的には応募割合が減少傾向にあるとも言われています。金融システムの経験者となると更に減少傾向にあり中長期的にも金融業界向けの優秀なシステム・エンジニアの確保はその難度が高まる傾向にあると言えます。

なんとか人員を確保できたとしても、金融向けの開発で戦力にならなければ人月コストが膨れ上がる結果になるため、エンジニアの「質」をいかに確保するかが現在進行形の課題であると認識しております。

当社は大手システム会社ではないため、金融ITに精通した優秀なエンジニアを抱えているという点を訴求することはできませんが、一般的なエンジニアが金融系システム開発で戦力となるために必要な教育という点では他社とは異なるユニークな存在であると自負しています。優秀なリソース確保の課題に直面している現場に上流工程から下流工程までお客様のプロジェクトに必要なエンジニアリングサービスを提供します。

生成AI開発支援

金融業界においても生成AIの様々な活用分野が期待されています。
当社はその中でも特にシステム開発への生成AI活用に注力してきており独自技術の開発にも取り組んでいます。Hallucination、Lost in the middleといった生成AI利用時に直面する課題は大規模言語モデルの確率分布としての振る舞いとAttention機構の効き方を考慮することで「許容する」から「コントロールする」ことが可能になってきています。
システム開発への適用としてコード補完や単体テスト作成の自動化といった比較的適用のハードルが低い分野から上流工程の成果物作成まで、POCや実際のシステム開発への活用など、ご検討中であれば是非一度お声がけください。